日本生まれで、最近では海外まで進出しているカラオケは、カラオケ音楽の制作会社で作られることが多い。
カラオケ制作会社を覗いてみると、こんな感じになる。
カラオケ制作会社
まずは、どの歌を新譜としてカラオケに入れるかの会議。
営業サイドと実際にカラオケを作る制作部とが激論を交わす。
毎日毎日舞い込む「新譜の洪水」の中から、これだと思う曲を選ぶことは非常に難しい。
しかしそこはプロ、カラオケで人気が出る曲は、ほぼ間違いなくかぎわけることができるということだ。
さて、ある曲をカラオケに入れることが決まったら、次は曲作りである。
演歌に関しては、現在でもフルオーケストラのスタジオ収録という場合が多いが、最新ヒット曲はコンピュータの打ち込みによる元がほとんど。
打ち込みでカラオケ制作
打ち込みは、簡単にピッチやフレーズを作り変えることができる。
つまり、うたいやすくできるのだ。
まさにカラオケにぴったりと言っていい。
ここでの制作のポイントは、オリジナルのアレンジに、いかに近づけるのか、ということ。
そのためには、曲を聴いて、バックの伴奏にどんな楽器がどのように使われているか、などを聴き取る能力も必要になる。
打ち込みの技術が必要
ということで、これからカラオケ音楽制作の道へ進みたい、という人は、音楽の知識とともに、パソコンで打ち込みの技術も要求されることになる。
実際の制作現場でも、20代を中心とした若者が、パソコン画面に向かって音作りをしている。
最近は、カラオケをマルチメディアの実験的なシステムとして利用している場合もある。
例えばすごい勢いで普及した通勤カラオケシステム。
手軽になったカラオケ
ゲームメーカーも参入しているこのシステムを使えば、次々と制作される新曲をいちはやくユーザーに提供することができる。
最近では、ゲーム機やパソコン、インターネットやケータイで手軽にカラオケを楽しむことができる。
