アーティストの新曲が出たことをいつ、どこで知ったのだろうか。
テレビ?ラジオ?それとも雑誌?
この新曲情報を我々に届けてくれるのが、レコード会社の宣伝担当者たちである。
短い期間に、あるアーティストの新曲がテレビやラジオで何度も流れるのを聴いたり、新聞や雑誌で同じ広告を見たりしたことはないだろうか。
それらは、彼ら宣伝担当者たちがきっちりいい仕事をしている証明なのである。
様々な媒体で取り扱ってもらう
レコーディングが終わると彼らの出番が始まる。
彼らはプロモーターと呼ばれ、レコードがい者では宣伝部に所属していることが多い。
中心となる仕事は、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、ホームページなどに担当しているアーティストを取り上げてもらうよう宣伝すること。
当然、机の前に座っていては仕事にならない。どのように取り上げてもらえるかを考え、フットワークよく各社を回る。
ただし、闇雲に回ればいいというものでもない。
時期や内容などを考えながら、一番良い売り込み方を考えなければならない。
これがプロモーターとしての腕の見せどころとなるわけだ。
売り込み方で差をつける
新曲が出たときは特に忙しい。
ひとりでも多くの人に関心を持ってもらえるよう、様々な媒体に売り込みをかけなければならない。
テレビやラジオで新曲をかけてもらうのはもちろんのこと、雑誌、新聞への売り込みも重要だ。
簡単な新曲情報でしか取り上げてもらえない場合もあるが、宣伝担当者の知恵の絞り方次第で、インタビューや特集記事で扱ってもらえることもある。
絶対に売れるという信念を持つこと
例えば、音楽雑誌ではアーティストの「音楽」をテーマに、男性誌では「カッコ良さ」を、女性誌では「ファッション」を、などなど、内容に合わせて構成をも考えて売り込むわけだ。
もちろん、日頃からその雑誌の特性や読者層を研究していなくてはならない。雑誌側が求めているものがわかっていなければダメなのだ。
しかし一番大切なのは、自分が担当するアーティストを本当に理解し、絶対に売れるという信念を持つことだろう。